自己愛について・・・ラカンの指摘

<自己愛について・・・ラカンの指摘>

 ジャック・ラカンという哲学者・精神科医がいました。著書は難解なことで有名ですが、ユニークな説を展開しており、いまだにヨーロッパの女子大生に絶大な人気があるそうです。

 ラカンの指摘の一つにこんなのがあります。「人間が自分以外の者を愛することはない。他人を愛しているように見えても、それはすべて自己愛だ。」

 たとえば母が息子に「学校に行きなさい。これはあなたのために言ってるのよ」と言ったとします。ラカンの説によると、これはウソだ、ということです。

 母親は子どもの幸せのために言ってるのではなくて、自分自身の自己愛を満たすためにそう言っているのだ、ということです。なかなか面白い説ですね。