アイデンティティがつかみ取れたらどうなるか?その2

 アイデンティティ(自分自身で納得のできる生き方)がつかみ取れるとどうなるか、の続きですが、心の病気という面から言いますと、すべての症状が消えます。あるいは、気にならなくなります。

 たとえば、私は「吃音症」ですが、アイデンティティがつかめれば、そんなことは気にならなくなります。そんな小さな事を気にしたって仕方がない、自分の一度限りの人生だから、自分にあった生き方をしていこう、そういう気持ちになれるということです。

 たとえば「思春期やせ症」というのがありますが、本格的な治療をするのであれば「アイデンティティを見つけていく」というのが根本的な解決になります。自分で納得のできる自分に合った生き方が見つかれば体重のことなど気にならなくなります。

 ただし、アイデンティティを見つけるにはとても長くかかります。当院に来られていた「思春期やせ症」の人で、解決するのに10年かかった方が居られます。今はとても元気にされて充実した生き方をされています。