2013年03月4日の日記
われのみや
夜船(よふね)は漕ぐと思へれば
沖辺(おきへ)の方(かた)に
楫(かじ)の音すなり
よみ人知らず(万葉集)
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天平8年(736年)新羅に派遣された使節の人の歌。
当時は漕ぐ船で渡ったのですね。
「自分たちの船だけが不安に夜の海を漕いでいるのかと思っていると、もっと沖の方
で別の船の楫の音がする。孤独ではないのだ」というような、意味です。
なぜこの歌が春の作品か私にはわからないのですが、春のもののようです。
それにしても、万葉集の歌は、さみしい歌でもどこか大らかなのびのびしたものが感
じられますね。
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たかたクリニック
高田 広之進
